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台湾に尽くした日本人 -八田與一

不毛の大地といわれた嘉南平野を、台湾最大の穀倉地帯へと変えた八田與一。台湾の李登輝前総統は、慶応大学での“幻”の講演「日本人の精神」で、八田與一の仕事と、そして『日本精神』を以下のように称えています。

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八田與一が、この偉大な仕事を通じて台湾に残したものは三つあります。

一、不毛の大地嘉南平野を、台湾最大の穀倉地帯へと変えた嘉南大圳
ニ、八田氏の独創的な物事に対する考え方
三、八田氏の生き方、思想

これら三つの点について具体的な諸事実を並べてみます。

一、嘉南大圳の成果
1)洪水、干ばつ、塩害の三重苦が解消したこと。
2)三年輪作給水法によって全農民の稲作技術が向上したこと。
3)地価の上昇を招き、全工事費を上回る金額の価値を生んだこと。
4)農民は、家計を家の増築や子供の教育に回す余裕がでてきたこと。

ニ、独創的な物事に対する考え方
1)当時、東洋では前例のないセミハイドロリック工法の採用。
2)労働力過剰の当時、常識はずれの大型土木機械の使用。大型機械により工期が短縮できれば、それだけ早く金を生み、結果として安い買い物になる。
3)烏山頭職員宿舎の建設。「工事は人間が行うのであり、その人間を大切にすることが工事も成功させる」との思想のもと、200戸の住居はじめ、病院、学校、娯楽等の設備の建設。また、芝居、映画の上演、お祭りなどのソフトウェアにも気を配った。
4)三年輪作給水法の導入。水稲、甘蔗、雑穀の三年輪作栽培で、水稲は給水、甘蔗は種植期だけ給水、雑穀は給水なしという形で、土地に住むすべての農民にあまねく水の恩恵を与えられるようにした。

三、生き方、思想
1)肩書きや人種、民族の違いによって人を差別しなかった。嘉南大圳の工事で十年間に134人もの人が犠牲になった。嘉南大圳完成後、殉工碑が建てられ、134人の名前が台湾人、日本人の区別なく刻まれた。
2)部下を思い、先輩や上司を大事にする姿勢。関東大震災の影響で予算が削減され、従業員を退職させる必要にせまられた際、「大きな工事では優秀な少数の者より、平凡な多数の者が仕事をなす。優秀な者は再就職が簡単にできるが、そうでないものは失業してしまい、生活できなくなる」といって、優秀な者から解雇した。

そして李登輝前総統は、八田與一によって表現される『日本精神』を、次のように述べられました。

第一、「人間いかに生きるべきか」という哲学や理念を八田與一は教えてくれました。「公に奉ずる」精神こそが、日本および日本人本来の精神的価値観である、といわなければなりません。

第二、八田與一は、伝統的なものと進歩的なものを適当に調整しつつ工事を進めました。最新の工法が取られても、農民を思いやる心の中には伝統的な価値観、「公義」にはいささかも変わるところがありません。日本精神という本質に、この公義があればこそ国民的支柱になれるのです。

第三、八田氏夫妻が今でも台湾の人々によって尊敬される理由に、義を重んじ、誠をもって率先垂範、実践躬行する日本的精神が脈々と存在しているからです。日本精神の良さは、口先だけでなく、実際に真心をもって行うというところにこそある、ということを忘れてはなりません。

講演の締めくくりとして、

いまや、人類社会は好むと好まざるとにかかわらず、「グローバライゼーション」の時代に突入しており、こんな大状況の中で、ますます「私は何者であるか?」というアイデンティティーが重要なファクターになってきます。この意味において日本精神という道徳体系はますます絶対不可欠な土台になってくると思うのです。
そしてこのように歩いてきた皆さんの偉大な先輩、八田與一氏のような方々をもう一度思い出し、勉強し、学び、われわれの生活の中に取り入れましょう。
これをもって今日の講演を終わらせてもらいます。ありがとうございました。

李登輝「『武士道』解題」より引用

【参考リンク】幻の講演「日本人の精神」は下記リンクでお読み頂けます。
http://www.a-eda.net/asia/leelec2002.pdf

【参考リンク】三田祭における幻の講演 「日本人の精神」
http://www.a-eda.net/asia/leelecture.html


  
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